如月 雨紅のブログでございます。


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JASRAC その2

今回の独占禁止法違反容疑のボクなりの解釈

多分、利用料が「不当に安い」んじゃないかと推測してます。
単純な管理曲数と金額で考えてみます。

          権利者への曲使用料  管理曲数  包括契約の為の運営費
JASRAC(J)         1円       10,000曲       2,000円
他の業者(A)         1円         300曲        300円

上記のような例があるとします。
AはJに比べ規模が小さいので運営費自体も少ないです。
しかし、包括契約を提供する場合、J=12,000、A=600 となりますよね。
1曲あたりの費用がJとAで大幅に違ってしまいます。
Jが他の業者と同じ土俵にあわせようとすると、20,000の金額設定にしなくては
少なくともそれに近い金額でなければいけない、ということなのではないかと。

しかし、公益法人としての場合、12,000で済むのに20,000とってはいけませんよね。
12,000設定の方が公益法人としては正しいのではないかと。

そもそも、社団法人であることが妥当なんでしょうか?
登録制にしたときに、会社化も分割もしなかったじゃないですか。
まずはそこを放置しておいたことにこそ、問題があるでしょう。
実質、シェアの99%(※1)を実質的に取得しています。

↓※1 記事参照
<独禁法違反>公取委、JASRAC検査 音楽料金制度で

なので、今回のことを独禁法違反とするなら、そもそもJASRACの存在自体が独禁法違反です。
競合会社も「なぜ今さら?」(※2)という反応ですよ。

そんななか、JASRACを敵対視しているユーザーが多いインターネット上では、「公取GJ(グッド・ジョブ)」といった書き込みが相次いでいる(※2)、ということです。

↓※2 記事参照
公取委がJASRAC立ち入り検査 「なぜ今さら?」と競合会社

なんか某掲示板でも、JASRAC叩きが行われていました。
荒れそうだったので参加はしてませんが。

こういう人たちはJASRACの包括契約の恩恵を受けていないのだろうか?
カラオケに行かないのだろうか?
YAMAHAのMySound使わないのかな?
感情的にならず、実際にどういった影響を及ぼしているのか、そして独禁法違反が確定した場合、どうなるのか想像してみるべきでしょう。

1番懸念されるのは、地下活動が増える、ということでしょうね。
手続きが面倒、金額が高くなる、等あれば、ばれたら削除、的なネットユーザーは明らかに増えると思います。そういう人に限って文句ばかり言うんですね。


JASRACに問題が無い訳ではないです。重々承知です。
あそこの運営方針を決める取締役や評議員は、ほとんどが「職業作家」です。
自分で演奏等をする著作者たちではなく、あくまで、人に演奏してもらうことによって収入を得る著作者たちです。そこには多分に彼らのエゴが入っているでしょう。
天下りだ、役所の権力だ、みたいなことを言う人もいますが、権力は大物作家たちが握っているのです。


でも誤解も多々あると思います。

例えば、TV放送で演奏したとき、「二重取り」になるんじゃないか、という話。

TV放送は「放映権使用料」です。TV放送による営業収入(広告料収入やスポンサー収入等)に対する使用料であり、対象は放送局です。
演奏は、演奏による収入に対する使用料。演奏してギャラをもらった(ギャラをもらう=営利活動)演奏家に対する使用料です。つまり、後に事情によってTV放送されなくても、ギャラを返したりしませんよね。著作物使用料は返ってこないのも当然です。
対象が違います。短絡的に考えてはいけません。


例えば、著作者が演奏をするのに、著作物使用料を払うのはおかしい、という話。

JASRACには単純計算で0.4%の手数料のみを支払う形になるという前提にします。単純計算として考えてくださいね。(本当の金額設定とは異なりますよ、もちろん)---詳しくはあとで。

結局、手数料のみを支払う結果になるはずですよ。例えば使用料として1,000払った場合、著作権者には(合計で)996円、あとで返ってきます。著作権収入として。実際はレーベルなども著作権者になるはずですけどね。それすら払いたくなければ、委託をしない、という選択肢しかありませんね。



また、包括契約によって、著作権者にお金が渡っていないのではないか、という声もありますが、
JASRACの平成18年度事業報告書を見ると、

   徴収実績額:1,110億9千万円
   分配実績額:1,106億5千万円

ということです。単純計算で約0.4%の手数料収入ですね。
公益法人としては適正の範囲内なのでは、と思うのは私だけ?

必要以上に敵視しすぎです。

そもそも、JASRACの理念の一つは、「著作権を守りつつ、作品の利用推進を行う」ということだったはずです。「作品の利用推進」での功績は結構あると思うんです。
(包括契約なんか、その最たるものだと)

ボクもJASRAC一極支配体制は正直言ってあまり好きではありませんが、
かといって、複数の同じ影響力の業者がある方がいいのでしょうか?
逆に談合の温床になる気もしますし。
そもそも、著作物を利用する方は大変ですよ。


アーティストの中には、JASRACへの委託業務を「レーベルとの包括契約」で行っている方たちも多いです。
結局はレーベルとJASRACの癒着関係もありますし、音楽作家界には慢性的な派閥論理もありますし、そっちの方が根本的な問題な気がします。


重要な問題だとボクは考えているので、
まとまってもいない上に、長くなってしまいました。
法律と経済の専門家の意見を聞いてみたいです。
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テーマ:著作権関係 - ジャンル:音楽

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